バルジャン:橋本さとし ジャベール:阿部裕
エポニーヌ:笹本玲奈 ファンテーヌ:山崎直子 コゼット:富田麻帆
マリウス:小西遼生 アンジョルラス:原田優一
テナルディエ:三谷六九 テナルディエの妻:田中利花
さっきまで書いた分が消えた・・・ がーん。もう一度、ちょっと遠くなりかけた記憶をたぐってみる。
この日、阿部ジャべと、小西マリウス、山崎ファンテが初見でした。
この間も書いたのですが、小西さんのマリウスはあまり・・・という感想を聞いた直後に、初小西マリウスだったのでー。先入観は捨てて、素直に観劇しようと思ってはいました。
■堅物マリウスには見えなかった。
「心は愛に溢れて」で、エポニーヌも歌い始めるあたり、マリウスはコゼットを下手のほうへ連れて行きますね。
先日の禅マリウスは、宝モノのようにコゼットを扱ってましたっけ。そう、ここは紳士らしく、手の平でコゼットのかわいい手を支えてエスコートするはずが!
おおっ 小西マリウスは、コゼットと手を繋いですたこらさっさと下手へ。今、名乗ったばっかりだっていうのに、もう顔も見ないで手を繋いじゃうのかい? それはちょっと、世慣れ過ぎでは・・・ 「堅物マリウス♪」にそんな女慣れしてる様子は見たくないよぅ そんな子に命にかえても守ってきたコゼットのシアワセを託せないのーっ
ちなみにコゼットは大事に育てられたお嬢さんなので、そんなマリウスにも優しく微笑んでエスコートされてました。
何でしょう、「下手へ行く」が最重要課題で、どのように行くかを吟味する余裕がないのでしょうか。
それと、全体的な動き、表情がとにかく現代風というのか・・・。姿勢のせいかしら。歩き方とか、いろいろな面で落ち着きがない印象でした。まぁこれは小西さんらしいマリウスと思えばよいのかもしれません。
思った以上に、ううむ・・・、ジャベールのように「不思議だ・・・なぜ選ばれたのか!」と呟いてみた。でも何かがあって、新マリウスに抜擢されたのだと信じますよ。頑張っておくれ。
■山崎ファンテ
背が高くすらりとしているので、2幕ラストで白いドレスでバルジャンをお迎えにくる場面が、とてもきれいでした。似合いますねー。
歌は問題なく、荒れた感じもあまりなくて丁寧に演じてらっしゃるなと感じられます。あ、私は、娼婦に身を落としてしまうあたりからのほうが好きでした。どんどんやさぐれて来ます。やさぐれ方が、切なくてーやむにやまれず、哀しさがありました。
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