さて、もう1ヶ月以上経過してしまいました。かなり今更感だけど、自分のためにメモです。
@赤坂ATCシアター けっこうな前方席から拝見。
■ACT1 『リズム』
1938年に発表されたチャップリン作の短編小説から生まれた作品。
将校:浦井健治 歌手:石丸幹二 女:彩乃かなみ
若い頃は友情につながれた仲間であった三人が、歌手と女が結婚し、いまは将校となった男は、処刑する側・される側に引き裂かれるのでした。
気をつけ~構え~狙え~撃て! リズム良く!
掛け声とともに、機械的に処刑が進む現在の場面から、楽しい音楽のあふれる若き頃のカフェでの思い出、そしてまた処刑の場面へと。
いきなりのコレだったので、お祭り気分で着席していた私にガッツン衝撃。浦井くんだー、石丸さんだーと思うよりも先に、緊迫感がつのるピアノやドラムの音に緊張しました。
楽しい若き頃の三人のカフェでの様子の場面、ティティナ♪をチャーミングに歌い踊る石丸さん。普通の人の役だと、品がまた映える方だなぁ
四季時代にはあまり聞かなかった太い声もでていて、優雅、軽やか、そして男っぽさと。ますます輝いています。
浦井くんは軍服姿が見目麗しゅう。語り手・進行役もこの場面では担当してたのですが、優しい声と姿に顔がついついデレーっと弛緩してしまうのでした。
彩乃さんって初見でしたが、おっとりした雰囲気と声がまろやかで良いですね。
劇中歌:Falling Star/ティティナ/Weeping Willow/
これらがチャップリンの作詞ときいて、チャップリンの多才さに気づく。ええ、映画も「ライムライト」しか見たことない。ロマンチック、風刺、いろんな面があるのだな・・・
歌は、とっても優しい曲ばかりで幸せー。浦井くん、またまた声に磨きがかかってる!
Weeping Willow の切ない曲もしっかり聞かせてくれました。
立場が違ってしまった二人の関係が哀しくて、胸が痛い話でした。でも、こういうことはたくさん起こっているこのなのよね、としんみりしてしまう。
恩赦の知らせが届いても、機械的に流れ作業となった処刑場では「中止する」ことが出来ず、歌手は処刑されてしまいました。あああ。
喜劇王、という名前のイメージで考えていたチャップリンのことを、ACT1で裏切ってくれました。作・演出の大野さん、もっとチャップリン作品を見たくなっちゃいましたよー。
そして、やっぱり生の音楽も出演者の一部だなと思う。タイミングが合っていて気持ちいい~
劇終了、すぐに休憩です。
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