2013/10/14

『ロミオ&ジュリエット』9/22昼 バランスがどうも

@東急シアターオーブ A席(9000円)2階後方

ツイッターのTLでチケ代が高いわと言っていた方がいて(すみません、お名前がもう探せなかったのですけれど)気になって見てたわけですが、

ああ・・・なるほどなぁ 確かに高い! このメンバーとこの演出(演奏はテープ)、この物語ならば、もっと価格を抑えて若者にどんどん来てもらえるようにすれば良かったですね。

いきなりチケ代の話でなんですが、初めて行った2階席後方は3階の床が頭上に迫って息苦しいし、舞台遠いので1階席の熱さもここまでは来ないしで、これに9000円は高いでしょう。もしこれが人生初のミュージカルだったら、高いもんだなぁって思うよねー。四季に行くよね(ちがうか)

出演者
古川ロミオ、フランクジュリエット、平方ベンヴォーリオ、城田ティボルト、東山マキューシオ
加藤パリス、宮尾・死。
石川禅キャピュレット卿、涼風真世キャピュレット夫人
安崎ロレンス神父、
ひのあらたモンタギュー卿、鈴木結加里モンタギュー夫人
中山昇ヴェローナ大公、未来優希・乳母

日程の関係で、こういうメンバーでした。ちょっと面白味に欠ける構成かな。
平方くんと、フランク莉奈ちゃんの成長を見るのと、石川禅さんと涼風さんを楽しみに行く、あたりが主目的。

バランスが悪いわ。けっこう面白いのに!

(ちっとも好きじゃないが)コテコテの衣装とコテコテの歌詞、を力技で歌い上げるキャピュレット夫妻を、若手は見習いましょう。
あのレベルは求めないけど、はー、さすがのお二人でした。父親は別にいる、とか、家のために犠牲になるんだとかヒドイ歌詞のママだし、衣装もママこそ義理の母っぽさを醸してるなぁとかスゴイのに、ドヤーっと歌われると納得してしまうものだ。歌ってスゴイ。

みゃくが!みゃくがない! ってばったりするママ。すごい。教会で死んでいる二人を見つけたママもすごい。ルドルフが復活するかと思った。やるならこのくらいコテコテでお願いします。

禅パパも、あの後半の娘への愛を歌いあげる「娘よ♪」段では、うっかり泣きそうになる。

あのすごい衣装になってる訳を若手はもっと自覚してほしかったなぁ・・・ つまり、一目ぼれして結婚して死んじゃう無謀さを納得させる濃さが欲しかったなぁ

たぶん、表情とかなんかしてたと思うのですけど、2階の私のとこにまで伝わってこなかったのよ!

若手はわりと自分のことで精一杯な感じで、もったいなかったなぁ 柿澤さんが良かったという評判なのは、想像できます。見たかった。

ということで、城田盤を聞いて浦井ベンの一生懸命さは舞台で映えたろうと歯軋り(見たかった)

この演出には浦井くんみたいに一途で大きな演技(文字通り、ダイナミックダンス)が出来る人は見栄えしたでしょうね。
平方くんは平方くんで良かったですよ。俺を見て!という面倒なアピールがなくて、ベンヴォーリオとして演じてしっくりしてました。声質とか、可愛い感じがちょっと出るとことか、おお、浦井に続けるね、と思いました。そのうちアルフレートとかしそうです。

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