2014/02/02

『クリエ・ミュージカル・コレクション』 1/18-1 きゃー、ジーンズ!革ジャン!

クリコレ@シアタークリエ 1/18マチネ

石井一孝 今拓哉 涼風真世 瀬奈じゅん 
田代万里生 知念里奈 中川晃教 山口祐一郎

ツイッタのフォロワさんたちが気をつかって、内容については明かさずにいてくれたおかげで、初っ端のご機嫌なリシュリュー猊下のジーンズ&革ジャン姿を、驚きをもってお迎えできました。感謝だ。

帰り道、この登場の仕方は演出の山田さんの思いやりなんだろうなぁと推察。
山口祐一郎ファンの悲痛な1年間の叫びを、どう吹き飛ばすかと考えたときに、意外性と、祐一郎さん自身が<たのしい!>という姿を見せることで、しんみりお帰りなさいとしっとりさせずに、爆発的な楽しさにしてくれた。これも感謝。

そんな演出側の思いと共に、この1年の自分のぽっかり空いた穴が、祐一郎さんの優しさで(大きなハート!)埋められていくのを感じてました。観てるときは嬉し過ぎて満面の笑みだったけど、こうして思い出すと、胸がきゅーんとしてしまう。

さ、嬉しい楽しいクリコレです。
1幕

  • 『三銃士』 「我を信じよ!」 山口祐一郎
  • 『トゥモロー・モーニング』 「Autobiography」 石井一孝
  • 『42nd Street』 「42nd Street」 涼風真世
  • 『エニシング・ゴーズ』 「愛さずにはいられない」 田代万里生
  • 『エリザベート』 「キッチュ」 瀬奈じゅん
  • 『SHIROH』 「まるちり」 中川晃教
  • 『ダンス・オブ・ヴァンパイア』 「愛のデュエット」 山口祐一郎/知念里奈
  • 『三銃士』 「ひとりは皆のために」 石井一孝/今拓哉/中川晃教
  • 『三銃士』 「あの夏はどこに」 瀬奈じゅん/今拓哉
  • 『モーツァルト!』 「星から降る金」 涼風真世
  • 『トゥモロー・モーニング』 「Every Day」 田代万里生
  • 『ラ・カージュ・オー・フォール』 「ありのままの私」 今拓哉
  • 『イーストウィックの魔女たち』 「少女の頃」 涼風真世/瀬奈じゅん/知念里奈
  • 『ダンス・オブ・ヴァンパイア』 「Act1 フィナーレ」 
           山口祐一郎/石井一孝/中川晃教/田代万里生/今拓哉/リー君♪
2幕
  • 『モーツァルト!』 「残酷な人生」 中川晃教
  • 『ジキル&ハイド』 「その目に」 涼風真世/知念里奈
  • 『エニシング・ゴーズ』 「ユー・アー・ザ・トップ」 瀬奈じゅん/田代万里生
  • 『ローマの休日』 「虹」 山口祐一郎
  • 『トゥモロー・モーニング』 「Look What We Made」 石井一孝/田代万里生
  • 『DRAMATICA/ROMANTICA』 「Cinema Itariano」 知念里奈
  • 『ラ・マンチャの男』 「見果てぬ夢」 今拓哉
  • 『エニシング・ゴーズ』 「エニシング・ゴーズ」 瀬奈じゅん
  • 『キャンディード』 「キャンディードの嘆き」 石井一孝
  • 『エリザベート』 「闇が広がる」 山口祐一郎/田代万里生
  • 『ルドルフ』 「二人を信じて」 知念里奈
  • 『ジキル&ハイド』 「時が来た」 中川晃教
  • 『エリザベート』 「夜のボート」 涼風真世/今拓哉
  • 『RENT』 「Seasons of Love」
  • 『ダンス・オブ・ヴァンパイア』 「抑えがたい欲望」 山口祐一郎
  • 『ダンス・オブ・ヴァンパイア』 「Act2 フィナーレ」

この日の幕開け口上担当は、知念ちゃん。
・『ジキハイ』を歌うと、ミュージカルデビューの時の気持ちを思い出す。
歌にはそういう力がありますね、と。
・今日のクリコレも、新しい思い出になりますように、
と言った感じだったかと。

ファッション・ショウみたいに、出演者が次々にポーズをキメて登場。ビミョウに照れてる今さんが可愛い。
祐一郎は最後なのかな?とドキドキ思っていたら、あなた!

■『三銃士』から、「我を信じよ」 山口祐一郎
スタンドマイク風のマイクを握って、すっきりしたお顔立ちの。
ジーンズ履いて(足長い!おしりもキレーイ)、革ジャン着て(おなかもスッキリ!)祐一郎がご登場。

びっくりしてると、軽快な音楽がジャンジャンジャン♪ リシュリュー!

上演当時も、歌詞はあんまり聴き取れなかったんだったっけとか思い出しながらも、信じよ!っていうから、信じるわ!と心で回答。
キレイな足だなぁとか、ちょっとお痩せになってる?とか。 
靴がすべるのか、足を大きく開いてロッカー風の振りなのだけど、ダイジョブかしらと心配になる。
お行儀よく、足を開いてた祐一郎が愛らしかったーっ

でも、楽しそうな笑顔で全部OKの気分。キャーーーッ

■「Autobiography」
公演を見た時に、カズさんのカッコよさをようやく知った私だったので、再会できて嬉しい。
見た目は素敵な年上のお兄様(素敵な中年ともいう)ながら、カズさんは声が青年。すてき。

歌い終わったあと、ボンジュール!だったか、フランス語を叫んではけて行きました。キメましたー。

■「42nd Street」
帽子を目深に被って、ほっそり少年のような涼風さん。ステキすぎるーっ ひらひらの白いシャツの裾がうっとりだ。タカラヅカ的なカッコよさに酔いました。
足が。足が細くて、人形のようだったわ。私の贅沢な肉を献上いたしたい。

■「愛さずにはいられない」 
万里生くん、ますますいい声を朗々と響かせて気持ちよさそう。彼はアカズさんとは反対に、ベビーフェイスから繰り出すオトナ声のギャップが面白い。けっこうガッチリした体格とか。

■「キッチュ」 こちらも、タカラヅカでルキー二をなさっていたのですね? すごく板についていて、軽快なルキーニ。宝塚時代はこういう感じだったのかしらと想像しながら。

■「まるちり」
!!! まるちり! コレが聴けるだなんて、もう感激でいっぱいでござるー!
DVDで見たことあったけど、アッキーの声は本当に神が与えた声だ。一瞬で、自分の世界に連れて行く。
感動してヒューヒュー叫んだわー。すごいね、すごいわ。

■「愛のデュエット」
ふふー、ふふふー。知念ちゃん、白いドレスに黒いブーツっていう・・・(ブーツは赤がよかったわ) でね、祐一郎が何を着てたか思い出せません!
長めのコートみたいなジャケットだったような気がしますが、うーんうーん。

つやつやの祐一郎の声を聞いて、休養たっぷり!今年はがんがんいける!と勝手にスケジューリング。2015年はTdVで決まりよ(願望)

慌てると楽しみを減らす~♪のあの表情が見れて、うふうふ。可愛いよう。
永遠の命をやろう~♪ の<やろう~>がコーラスと伴奏と重なって溶け合って、いいハーモニーになるのが、毎回楽しみでした。この日もいい音で、さすがです。

歌い終わって、しばし見つめあうお二人。ヨシ!という笑顔に戻って、知念ちゃんをエスコートして帰っていった伯爵祐一郎さまでした。

ああ、お腹イタイ・・・(嬉し過ぎて、お腹のちょうしがー)

■「ひとりは皆のために」
アトス!(今さん) ホルトス!(アッキー!) アラミス!(カズさん)
ダルタニャン(万里生)
アッキーがホルトスっていうのに、面白さを感じつつ、歌う分には何の問題もないのだった。
また観たいな。
カズさんのハンケチ、大好き。

■「あの夏はどこに」
結果的に、自分の持ち歌じゃないのばかり歌ったのが今さんでした。自分の役じゃなくても、しっかり役らしい情感がこもっていて、スキル高いよね・・・今さん、もっといい役がたくさん出来るのに。
ご本人の真面目そうで控えめそうな雰囲気もあって、いちファンとしては<もったいない>気分が募る最近の今さん。
この後の、衝撃のあの歌で、今さん素晴らしいメーターが振り切れでした。

『MA』でも涼風アントワネット様とのデュエットが美しくて、CDで残らなかったのが残念すぎでした。今さんの一見、地味(きらきら声ではない)な声は、物語に組み込まれたとき、とっても安心感やオトナの男性の孤独感とか愛情とか、そういうしみじみ感じたいものが、素晴らしく表現される声なんだと思う。
そして、相手の女声を引き立てる声かもしれない。男声とは、引き締まった雰囲気が。

佇む今さんの筋肉感とか、(瀬奈さんゴメン)今さんばかり追ってました。

■「星から降る金」
涼風さん、公演とは歌い方を変えてくれてましたよね。1曲だけで聴かせるように、ドラマチック度が上がっていた気がします。
涼風さんも、御年を微塵も思わせないマジックが。<むかし妖精、いま妖怪>とおっしゃったらしいですが、妖怪というか、魔女? 素敵な妖怪っぷり。

■「Every Day」
この曲はキャットを思って歌う愛の歌。クラシカル歌唱で歌い上げ。
「ぼくのもーのー♪」が気持ちよく劇場内に響き渡る、若いっていいなー、いくらでも声が出るよー。歌え、若者よ。
たぶんマリオはマイクいらなかった。ピアノ伴奏くらいしかなかったんじゃないかな・・・ 素晴らしい熱唱でした。

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