2015/03/01

『クリエ・ミュージカル・コレクション2』2/21昼夜 1 きゃーー(何その髪型)

2/21 @シアター・クリエ
昼)4列目センター 夜)14列下手側

山口祐一郎/涼風真世/保坂知寿/今拓哉/吉野圭吾/大塚千弘
ゲスト:岡田浩暉/田代万里生

心も落ち着いてきたことなので、思い出していこう。

この日のオープニングトーク(OT)の“当番”は、田代万里生くん。昼夜担当です。
話す内容は、ほぼ同じだったと記憶。

BGMは「シェルブールの雨傘」
あのカウチに背を向けて座る万里生に恋したかもしれないのは、内緒・・・言ってるか。
私はスーツ萌え(制服萌え)で、首すじから肩のライン、胸へのラインを美しく着こなす万里生は、本当に眼福でした。ちなみに、おしりもきれいなほうだと思います。えへ。
激しい表情(=豊かな表情表現)にも慣れたし、もう万里生を真正面で見つめても負けないわ!

・シェルブールを作曲したミシェル・ルグラン氏は当時31歳、自分と同じ年でした。
・デビュー作品の「マルグリット」(アルマン役)はルグラン氏作曲。
・数年前の来日公演に1人で行き、とても感激したので終演後にツテも何もないが、楽屋へ行って近くにいた女性にルグラン氏にお会いしたいと説明した。
(つたない英語で、と話していたけれど。マルグリットのアルマン役をしたました等等、たくさんアピールしたみたい)
・女性は氏の奥様で、最後は分かったわ、あなたは私たちの息子よ!と手を引いて、楽屋へ案内してくださった。
・お互い言葉でのコミュニケーションがうまく出来ない中、たくさんの曲を氏がピアノで弾いてくれ、ついにシェルブールを氏を肩を組んで歌った!

普段、私からみたらその楽屋にいるのが万里生なわけですが、そうやって音楽が繋ぐ交流をとても嬉しそうに話す姿に、笑顔になります。
いやー、いやー、万里生なぁ・・・声も好きだし、ああこれはマズイ。好きになりそう♪っていうか、いや、好きです、万里生。

OT終わり、出演者が次々と舞台中央にあるI形の階段つきのとこから登場。
フライヤーに使われてる衣装と同じかな(全員かどうかは記憶あやふや、でも女性たちは同じ)で、それぞれ上手下手でジェスチャーで軽くご挨拶。
圭吾さんが、アンダースローでボール投げるような、遠投するよな仕草を続けてたのですが、どういう振りだったのかしら。

えー、最後に登場したのが、祐一郎
みな盛装なのに、赤いセミショート丈のコットンコート、白いコットンパンツ、そして不思議なカツラ・・・の衝撃のあまりコートの下の衣装はちゃんと思い出せない。ウィッグが、長めの昔のペ・ヨンジュンさま風というか、かなり明るい茶(金茶にちかい)で襟足も長い、なぜ、なぜそのウィッグ!と混乱してるうちに、曲がスタートしてた。
ふぎゃー、祐一郎が左右に腰をふりふりしてる・・・! 可愛い!

1 ♪それが人生『ローマの休日』(山口祐一郎)
生で聞くのは初めてで!さらにふぎゃー!
昼の回では、シックなスーツで出てくるもんだと思ってたら・・・カジュアル可愛い衣装で、ウィッグが面白すぎて、ワワワーと思ってるうちにあっという間に終了。夜の部では、若干落ち着いて、
トゥルルートゥルルルー、ハイ! と、電話のコール音を自分で言って電話に出る小芝居も何とか確認できた。山田さん、分かってるぅ~ っていうか、祐一郎なにしても可愛いかも。これからは、ドジっこ的な部分も使ってあげてほしいわ。(ご本人は不本意なのかしら? でも可愛いは最近のおじさま俳優のポイントだもの、使ってほしい)

歌声はとにかく楽しそうで、“いーまー?クリエでコンサートやってるんだ、聞こえるかこの拍手!”
一度きりしかない人生♪ のフレーズにじーんとしつつ。
変えていくのは自分次第♪
笑われても 馬鹿にされても 夢を持たなきゃ生きていけない♪
いい歌詞だなー。
ラストの“そーれが じんせーーーーーい!!” も気持ちよく伸びて、元気祐一郎!
最後はちゃーお!とご挨拶して颯爽と退がる。
アンサンブルさんたちが上手側でコーラスしてる姿を確認したのは、夜の部でした。昼は記憶なしじゃった。

2 ♪live in living color『 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 』 (田代万里生)
日本公演は未見で、アーロン・トヴェイトのCDを聞いて好きな曲です。日本語で歌ってます。
個人的には、アーロンより万里生のほうが声に艶があるかも。テンポよい曲も似合う。登場した時と同じスーツでアンサンブルさんたちとクイクィっと軽快に踊っていて、とても素敵。

3 ♪女神よ今夜は淑女でいて『ガイズ&ドールズ』 (吉野圭吾)
カッコよすぎて、鼻血ブーブー。帽子を被って、ツキが逃げないようにと歌い踊る。
手をすっと横に伸ばすだけで、何でこんなに美しいのですかー。美手首にブレスレットが光る。コラボブレスかなぁ(確認しっかりできず)
このあたりで気づいたよ。今回のアンサンブルさんたち、すっごく踊れる! カッコいい! もちろんしっかりコーラスも入れてるし、お若い雰囲気できびきびしてます。これは男子アンサンブル&圭吾さん、で構成。

4 ♪光よ照らして shine on me『この森で、天使はバスを降りた』 (大塚千弘)
これは見たの。小品でキャッチーな曲はないけれど、出演者との相性もよく、せつないストーリーを爽やかにしっかりと演じてた千弘ちゃんを覚えてます。映画も好き。
短めの丈のワンピース、柄は森ガールな感じの。
久々に聞いたちーちゃんの声、マイクに良く乗るキュートな声。ほんわか。

5 ♪すべてはあなたに『マリー・アントワネット』 (涼風真世、今拓哉)
嬉しい!! 涼風マリーとなら、今さんフェルゼンとの組み合わせのほうがしっくりして好きでした。ドラマチックに歌う涼風さんと、実直さがにじむ今さんの落ち着く歌声(何度もいうけど、CDに残らなかったのが残念でたまらない)
涼風さんは登場時のアイボリーのドレス、今さんは白い海軍コート風の衣装。
良かったわー。ラスト改訂版のMAも見てみたいなぁと思っているけれど、なかなか上演しませんね。

6 ♪私という人間『ルドルフ』 (岡田浩暉)
機会がなく未見のルドルフ、美しくせつない旋律なのねー。見たい。岡田浩暉さんという方は、舞台で見ると案外(失礼ながら)魅力のある方です。CDで声を聞いてる分には、ふつう?と感じるけれど、役でそこにいるとやはり心を掴むなぁと。

7 ♪愛していると言えたなら『パイレート・クィーン』 (保坂知寿、山口祐一郎)
『PQ』についての私の記憶といえば、10代と言い張る祐一郎の若者扮装(・・・・似合っているとは言いがたく)と、客席に脚を広げて出産するシーンについての、どうにも腑に落ちない感(こっちに股ひろげなくてもいいじゃない) 2幕の祐一郎は素敵だった、あ、今井キーヨが1番しっくりしてた。です。
それが今回、こういう形で聞くと、あら? いい曲じゃない!
しくしく。そうかー、アイリッシュ風味を入れ込んだ、こんなにいい曲だったのに、色々なことに気が散っててちゃんと受け止められてなかったなぁ(反省)

知寿さんはエスニックな雰囲気でまとめた衣装で、ウィッグもソバージュ。祐一郎はラフな感じ。やーん、長い脚に似合うジーンズの腰にはゴールドのチェーン飾りを付け、さらっとカーディガンみたいのを羽織り、襟には長いストールを。背が高いから、長く垂らしたストールがばっちりよ。
→えええ、かっこいいじゃんか!
PQ上演時もこれくらいさりげないカッコよさを狙ってくれれば良かったのにー。あの時は学芸会の海賊だぞう!って感じでねー。フッ

さきほどの元気いっぱいとはうって変わり、美声な祐一郎を堪能。やさしく知寿さんの声をサポートする歌声に、じーん。後半の盛り上がってるとこも、何の苦もなく軽々とキーが上がっていく祐一郎は、さすが。おじいちゃんとか自分で言ってる場合じゃなくってよ、祐一郎! あなたまだ帝劇のセンターで仁王立ちしてていいの!

美しい二人のデュエットに聞き惚れて。にっと笑顔で知寿さんに腕をとらせて、ステージ中央の登場口から退出の演出だが、下手側に折れて去るときには知寿さんに連れさられていく風で笑わせてくれてました。おっとっと、って。

・・・いい子でしょ、祐一郎は。

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