2015/07/10

『アラジン』6/25昼 ジーニー劇場だよ!

@海劇場

ジーニー/瀧山久志 アラジン/島村幸大 ジャスミン/岡本瑞恵
ジャファー/牧野公昭 イアーゴ/酒井良太 カシーム/萩原隆匡
オマール/斉藤洋一郎 バブカック/白瀬英典 王(サルタン)/増田守人

男性アンサンブル
仙名立宗、田井啓、熊川剣一、朱涛、笠松哲朗、加賀屋真聡、
水原俊、二橋純、ハンドコ アクアリオ、永野亮比己、大森瑞樹、
永山優哉
女性アンサンブル
井上佳奈、花岡麻里名、金友美、村上今日子、加藤久美子
小島光葉、矢野侑子

楽しい、楽しいだけがぎゅうぎゅうに詰まった作品だった。
映画「アラジン」をちゃんと観たことはないけれど、たいした話でもない。ので、ストーリーではなく、シーンごとのエンタメ度の充実ぶりで最後まで飽きずに見れました。

どのシーンも眠気を催すことなく、ダンスと音楽が200%って感じでテンション高い。見せ場にすべきクオリティのシーンが、連続で出てきます。ストーリー性が低い分、小さい子も楽しいかもしれない。

・瀧山ジーニー
この時点ではシングルキャスト状態。毎公演大変でしょうが、映画のキャライメージを損ねず、しかし実写でも違和感のないジーニー。語りも上手、歌もダンスもうまい。四季がくれるキャスト表の一番最初がジーニーってあたりに、この役の重要性がみえます。物語はアラジンメインに動くけど、芝居的にはたぶん主人公はこっち。見所いっぱい~♪

・アラジン&ボーイズ。
こちらもこちらで、アクションシーンや大勢でのダンスがたくさんあり、大変そう。相変わらず発声が不自然なほどにハキハキとしているのだけを、どうにかしてくれれば100点あげたい。
アラジンといえば、石井一孝さんですってことで。島村アラジンも爽やかですが、カズさんアラジンはその上をいく爽やかさん! メイクいらずの濃いお顔だし、カズさんだったらいいのになぁなどと思いつつ。アクションはダメか?

・ジャスミン。
自立した女性になりたい子。ちょっと小柄でしょうか? 歌もダンスも(あまりダンスの出番がなかったけど、ラストのダンスシーンでキレのいい踊りも見れました)良いです。
カズさんアラジンを思うとき、ジャスミンは新妻聖子ちゃんで。聖子ちゃんVer. でも見たいわぁと思いつつ。たぶん可愛い。

・ジャファー&イアーゴ
お得意の悪だくみコンビとして登場。牧野ジャファーの声が低くてよいです。悪い役のわりには、悪さをこれ見よがしに出さない上品な悪人コンビですね。

・ジーニーがランプから出てきたー!!
アラジンがランプこすったとき、どうやって出てくるのかなーと興味津々で眺めました。なるほど! おおそうかそうか、ランプから出てきたように見えたわ。工夫ですねー。

・じゅうたん飛んだー!
飛ぶらしい、と聞いてましたが。おおお、飛んだー!!(素直)これは、どういう仕組みなのか実は良く分からなかったですよ。うまく出来てます。俳優さんたちも、何かで堕ちないように支えているはずだけど、それも見えなかったし。すごい。

このあたり、もうミュージカルを見てるっていうより、ディズニーランドのショウを見てる気分です。汐留じゃなくて舞浜でしょ。

この日、私の前の席は団体観劇の高校生だったのですが、幕間など歌ったり踊ったりしてる学生をちらほら見かけるほど、楽しく見ていたようです。いいねー。マナーも良いみなさんでした。

ストーリー性は低いとか書きながら何ですが、実はアラジンが自分を偽ったことを詫びたあと、王がそれこそ相応しいとジャスミンとの結婚を認めるとこで、泣きまして。かなり無防備に素直なオープンハートで見ていたらしいです。良かったねーと泣いた。
あと、素晴らしいダンスシーンを見ると泣きたくなる。

もしひとつだけ注文つけるなら、ジーニーが自由になってアラジンとジャスミンがめでたし、になるシーン。ちょっと間延びしたかも。音楽的にも静かで物足りなかったです。
と思っていたら、製作側もそう思ったようで、フィナーレでは再度どーんと盛り上がって終演しました。

動きもかなり細かいアクションの連続なので、どうぞお怪我なさいませんように。

おまけ。
観劇前にスパイシーなものが食べたくて劇場近くのカレー屋に入ったら、美味しくなかった(味がしない・・・辛いけど)カレーで美味しくないって思ったのは初めてだ。びっくりした。

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